第一回目公演
『人間』
@池袋小劇場
2010年10月22日~24日
脚本・演出
ムランティン・タランティーノ
出演
内田龍(ケシュ ハモニウム)
熊崎久実
斎藤小徹(きのこ牛乳)
佐々木キミテル(PLUSTIC PLASTICS)
妹尾果奈
田中嘉治郎(リボルブ方式)
野田孝之輔
芳賀晶(熱帯)
ヴィン(猫☆魂)
富士たくや(プリセタ)
前彩子
山本美月
あらすじ
ミシマユキオシリーズ第一弾。小説家志望のフリーターであるミシマユキオが、高円寺の風呂なしボロアパートで繰り広げる青春群像劇。恋人とうまくいってないユキオの前に、かつて愛したが数年前フラれてしまったウエハラサオリとそっくりの謎の女がある雨の夜に出現し、ユキオとその女はその晩から同棲し始める。また、ユキオは、1000年後の、完成される寸前のユートピア世界をテーマにした『人間』というタイトルの小説を書いており、その『人間』の中にもサオリに似た登場人物が出現する。やがて、ユキオは現実と虚構の区別がだんだん不明瞭になっていくのを感じるのであった。
思い出
記念すべき旗揚げ公演。まあ、旗揚げってことで、1年くらいかけて書きました。台本完本してから人を集めようと思ってましたから、良く言えばじっくりと取り組んだ作品だし、悪く言えばダラダラと書いた作品。唯一、原稿用紙に手書きで書いた作品です。で、書き終わって読み直し、「あれ?俺、字汚ねえな、このままの状態で役者やスタッフに配っても誰も読めないじゃん」と思い、これがキッカケで、僕は、人生初のノートパソコンを買ったわけなのですが、それまでキーボード入力なんてロクにしたことないから、清書するのに滅茶苦茶時間がかかった。字、汚すぎて、自分でも読めないし(笑)。また、この『人間』とその次の『葉山』は当時劇団員だった内田龍が舞台美術を担当していたのですが、彼の家(賃貸住宅)から畳6畳分と押し入れの襖とトイレのドアを、仕込みの前日の真夜中にひっぺがしたりしたのも、今となっては良い思い出ですね。
スタッフ
舞台監督:佐藤秀憲(ステージメイツ)
照明:石坂晶子((株)S.L.S )
音響協力:久郷清(オトコトバ)
舞台美術:内田龍
宣伝美術:pre book store
宣伝イラスト:鵜沼健一
制作:3.14ch