第四回目公演
『帰郷』
@新宿タイニイアリス
2012年9月12日~18日
脚本・演出
ムランティン・タランティーノ
出演
内田龍
妹尾果奈
斉藤小徹
前彩子
野田孝之輔
富岡英里子
前野恵
鵜沼ユカ
熊崎久実
吉岡そんれい
暁雅火
植吉
あらすじ
ミシマユキオシリーズ第三弾であり、シリーズ完結編。婚約者であるツカモトヒロコとの結婚を控えたユキオは、ヒロコの両親に挨拶をするために、ヒロコの実家を訪問する。しかしながら、ヒロコの実家は新潟県と長野県の県境に立地しているということがここ数年の測量調査により判明しており、住民税を巡るトラブルに巻き込まれていた。また、その土地は、独特の村社会文化が今だに根強く残っていおり、その家にはワケのわからない人々が出入りしていた。そんな中、ユキオは、かつて愛したウエハラサオリとの幻影の中に埋没してゆく…。
思い出
柏木ハルコさんの『花園メリーゴーランド』という漫画が昔から好きで、田舎の奇妙な性風習を題材にした作品を書きたいと思い、筆を取りました。現代にある二つのパレレルワールドの時空の裂け目で、未来人同士が壮絶な戦いを繰り広げていて、その戦いに、現代人であるミシマユキオが巻き込まれる、という話です。この未来人の衣装作りが大変だったのを覚えています。廃棄の家電を集めてきて、分解して、なんだかよくわからないICチップやら何やらを黄色い全身タイツにボンドで貼付ける、みたいな地道な作業(笑)。あと、この『帰郷』を上演したタイニイアリスという劇場は泊まりオッケーなんですが、照明の石坂さん、音響の佐藤こうじ、映像の浦島氏&吉川氏らと仕込みの日、劇場に泊まり真夜中に作業したのも、良い思い出です。この公演で、初めてプロジェクションマッピングを取り入れました。
スタッフ
舞台監督:白石定(株式会社ステージワークス)
舞台美術:福田 暢秀(F.A.T STUDIO)
照明:石坂晶子((株)S.L.S)
音響:佐藤こうじ(SugarSound)
衣装協力:さかくらきょうこ
宣伝美術:井澤崇行
宣伝イラスト:鵜沼健一
制作:3.14ch